追母薬師堂の十王仏
重要文化財(建造物) 平成2年6月7日指定
所在地:沼田市石墨町281 追母薬師堂
見学:所有者の承諾あれば見学可
十王とは、仏の世界にあって死者の罪業(ざいごう)を裁く十人の王のことである。地獄へ堕ちる恐怖から逃避する民衆の願いを込めた生前供養として、江戸時代に各地で造立された。
本堂に安置されている高さ35センチ前後の丸彫り石像は、秦(しん)広・初江(しょこう)・閻魔(えんま)等の各十王の他、その眷属(けんぞく)である浄玻璃(じょうはり)の鏡・業(ごう)の秤(はかり)・奪衣婆(だつえば)等の計18体である。
年代不詳であるが、十王全ての石像が揃った市内で唯一の資料で、当地における江戸時代の十王信仰の浸透を示している。
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