旧日本基督教団沼田教会紀念会堂
平成10年4月21日登録
旧日本基督教団沼田教会紀念会堂(以下、「旧沼田教会」と表記)は、大正3年(1914)に生糸貿易で栄えた星野家の星野光多(牧師)・星野あい(津田塾大学長・沼田市名誉市民)等によって建てられ、平成10年4月21日に登録有形文化財として文化庁の登録原簿に登録されました。市内で数少ない大正期の洋風建築で、外壁の下見板、縦長の上下窓、急勾配の屋根等にその特徴がよくあらわれています。設計・施工は埼玉県和戸(現宮代町)出身で神奈川県のフェリス女学院校舎、横浜海岸教会などを手掛けた小菅幸之助です。
日本基督教団沼田教会は創立100年に際して新会堂を建てることになり、旧沼田教会は有志により、昭和63年に沼田市西倉内町663番地から、西倉内町634番地へと移築され、平成18年8月まで「関口コオきり絵美術館」として利用されました。
平成28年6月3日、前所有者から沼田市へ寄贈されました。その後、解体・修理を行い、現在地(上之町1159番地1)に再移築しました。旧沼田教会は群馬県の基督教会建築としては、明治20年(1887)の名久田教会(高山村)、明治30年(1897)の島村教会(伊勢崎市)に次いで古いものになります。
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