安全な原木シイタケ生産について
原木シイタケに係る放射性物質検査について、新聞等で報道されることが多くなっています。安全なきのこ生産のために、次の事項にご留意ください。
まずは安全な原木等であるか放射性物質検査を受けてください!
国が定めた放射性物質における食品等の指標値が平成24年4月1日より変わりました!
- きのこ:100Bq/kg以下
- きのこ原木及びほだ木:50Bq/kg以下
(50Bq/kg超~100Bq/kg以下のほだ木等については、発生したきのこを検査し50Bq/kg以下であれば使用可能です。) - 菌床及び菌床用培地:200Bq/kg以下
注意点
原木、菌床及びおが粉等を購入する場合
事前に購入先から検査結果を確認し、指標値以下の原材料をお使いください。
きのこ生産者がきのこ原木を自分で伐採する場合
伐採する前に試し伐りをして検査用のおが粉を採り、環境森林事務所の検査を受け、指標値以下であることを確認してください。
使用中のほだ木がある場合
原発事故以降、屋外で管理していたほだ木はロット(植菌年及び栽培場所)別に環境森林事務所の検査を受け、指標値以下であることを確認してください。
原木きのこを出荷する場合
50Bq/kg超~100Bq/kg以下のほだ木については、出荷前に発生したきのこをロットごとに環境森林事務所の検査を受け、指標値以下であることを確認してください。
栽培時にお気をつけください!
露地栽培の場合
- コナラ林等の落葉樹林で栽培する場合は、特に落葉層に放射性物質が多く含まれる傾向があるので、落ち葉を取り除き、寒冷紗を敷くなどして原木にはなるべく土壌及び落ち葉が付着しないように注意してください。
- スギ林等の常緑樹林では、樹冠に放射性物質が多く含まれている傾向があるので、本伏せする際は落ち葉及び落ち枝を取り除いてください。(詳細は下記の添付ファイル「仮伏せ・本伏せを安全に行うために」をご覧ください)
- 原発事故以降、屋外で覆いとして使用していたヨシズ等には放射性物質が多く含まれている可能性があるので、水洗いするか新しいものを利用してください。
- 散水する場合は、なるべく水道水又は井戸水を使用してください。
- 施設内に搬入するときは、土壌及び落ち葉をよく洗い流してください。
施設栽培の場合
- ハウス内の出入り口では服のほこりなどを払い落とし、靴を履き替えるか水洗いをして、外からのほこりを持ち込まないようにしてください。
- 野外で原木等を保管する場合は、土壌及び落ち葉が付着しないように寒冷紗を敷くなどして注意してください。
- 散水及び浸水には、なるべく水道水又は井戸水を使用してください。
- 浸水槽は事前に底にたまった土砂も取り除くように洗浄し、浸水操作ごとに洗浄してください。
- 暖房機から灰を回収するときは、きのこに飛散した灰が付着しないように水で湿らすなどして注意してください。
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このページに関するお問い合わせ
経済部 農林課 農業振興係
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