沼田市国際交流員の紹介
国際交流員(CIR)紹介
Christine Bauer (クリスティーネ バウアー)
2018年8月にJETプログラムを通じて、本市初の国際交流員(CIR=Coordinator for International Relations)として、クリスティーネ バウアーさんが着任。
沼田市は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のホストタウンとして、国際交流や国際理解の推進を図っています。
ドイツフュッセン市が姉妹都市であることやドイツフェンシングチームの事前合宿地に決定していることなどから、ドイツ連邦共和国から国際交流員を招き、これまでホストタウンの取り組みに加え、各種団体や学校などが実施する国際交流に関する事業をお手伝いし、交流を推進してきました。
2020年9月、国際交流員としての任期満了により、ドイツへ帰国されました。
お別れの挨拶
沼田市で過ごしたこの2年間は、本当にあっと言う間でした。2年前の8月、沼田市に来たときのことを今でもよく覚えています。当時は「私の日本語力で国際交流員としての仕事を全てできるのか」「市役所の中で仕事ができるのか」など、不安と緊張でいっぱいでした。
この2年間、翻訳や通訳のほか、姉妹都市フュッセン市訪問団のアテンド、市民向けのドイツツアー、ドイツ文化についての講演などをしてきました。初めての体験ばかりでしたが、その中でも、一番印象に残っているのは学校訪問です。日本の学校はドイツの学校とかなり違い、面白いことだらけでした。ドイツにはスリッパの文化がないため、廊下を普通に歩くだけでスリッパが飛んだりしたことも。給食も衝撃でした。日本の漫画やアニメに出てくる学校と同じであることにビックリしました。とはいえ、学校訪問が一番好きだった理由はスリッパや給食などではなく、かわいい子どもたちの素直な反応でした。私自身に対しての反応もそうですが、ドイツ紹介の時の「へぇ~」と「えっ!」の反応はとても好きでした。そして、ドイツ語の挨拶を教えた子どもたちに「ハロー」と声をかけられたとき、心がとろけそうになりました。
この他にも、市民の皆さんを対象にした講演やドイツ料理教室を開いたり、FM-OZEのラジオ番組でドイツの紹介をしたことも、大切な思い出です。私自身ドイツについてたくさん勉強し、自分の国を改めて違う目線から見ることもできました。毎日勉強しながら自分自身が成長できたと思います。これは、同僚や市民の皆さんがいつも優しく、困ったときには助けていただいたからです。本当にありがとうございました。もちろん、忙しくて大変なときもありましたが、皆さんのおかげで、沼田市での2年間をとても楽しく過ごすことができました。皆さんも広報ぬまたの「ティーネのいいね!ドイツ」、「クリスマスマーケットinぬまた」などのイベントに参加したり、少しでもドイツを身近に感じられましたか?ドイツについて興味が湧いて、ドイツに行きたくなったかな?
ドイツに帰りますが、沼田市にはまた遊びに来たいと思います。ということで、日本語の「さようなら」ではなくて、ドイツ語の「Auf Wiedersehen(また会いましょう)」という言葉を皆さんに贈ります。それでは皆さん、また会いましょう!
JETプログラムとは?
JETプログラムは「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、総務省、外務省、文部科学省及び財団法人自治体国際化協会の協力のもとに地方自治体が海外青年を招致するプログラムです。
このプログラムは、外国語教育の充実と地域レベルの国際交流の進展を図ることを通し、日本と諸外国との相互理解の増進と日本における地域の国際化の推進を目的としています。
職種は、外国語指導助手(ALT:Assistant Language Teacher)、国際交流員(CIR:Coordinator for International Relations)とスポーツ国際交流員(SEA:Sports Exchange Advisor)の3つです。
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