平成27年9月1日 発掘調査開始しました
はじめに
沼田城の整備の基礎資料を得るため、沼田公園内の沼田城本丸堀の一部と石垣の様子を明らかにする発掘調査が平成27年8月27日から始まりました。
調査によって、現在埋没している石垣の様子を明らかにし、正保城絵図に描かれた沼田城図の本丸堀と石垣の寸法等が間違いないかを再検証することなどが、今回の調査の目的です。
1 重機による表土掘削
目標とする深さ(面)までは多量の土が堆積しています。
人力で土を掘り下げることは困難なので、重機を使って目標の位置まで掘り下げます。
2 以前に検出された石垣と現在検出中の石垣
以前に検出されていた石垣の延長線上に、現在調査中の石垣(写真手前側)が顔を見せはじめています。
3 石垣および裏込め石の検出
現在、検出された石垣のアップの写真です。
写真の上側には細かい石が多くあります。これは石垣の裏込めの石です。
これがあるということは、過去にこの高さまでは確実に石垣があったということになります。
4 硬い面の検出
沼田城が天和二年(1682)に幕府により破却された際、今回調査している堀も埋められました。
しかし埋めた堀の上を通路にしたのか、黄色い土を貼り非常に硬く締まる面が検出されました。
ただし、この硬い面がいつの頃に作られたのかはまだ分かりません。
5 瓦の出土
調査を開始してすぐに瓦が大量に出土しました。
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