平成27年9月18日 沼田城発掘調査状況報告3
調査の状況
石垣の底部まで発掘し、どのぐらい石垣が残存しているのかが分かりました。
正保絵図に記された石垣の高さが3間(およそ5メートル~6メートル)とあるので、これに当てはめて考えますと石垣上部の3分の2ぐらいが破却された可能性のあることがうかがえます。
1 作業風景
掘り下げるとすぐに遺物が多く出土しました。遺物の中では瓦が多く出土し、青いカゴがすぐに瓦でいっぱいになります。
2 遺物出土状況
写真1の状況のアップです。写真中央に瓦が出土しています。
3 遺物出土状況(軒丸瓦:のきまるがわら)
三巴左巻(みつどもえひだりまき)の文様を持つ軒丸瓦が出土しています。
4 石垣下の状況
石混じりの土の上に石垣が構築された状況がうかがえます。
5 検出された石垣
現存する池の部分の石垣より数十センチほど下まで石垣が埋まっていました。
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