年末年始、高齢者の事故に注意しましょう!
一浴室での溺水、餅による窒息、掃除中の事故等に注意一
年末年始は家族の帰省や大掃除など、普段と異なる出来事が増えることが多く、また、寒さが本格化する時期でもあり、高齢者の方にとって思いがけない事故が起きてしまう危険が潜んでいます。
消費者庁では、年末年始など冬のこの時期に起こりやすい高齢者の事故について、事故防止の観点からポイントをまとめています。
詳しくは、こちら
高齢者に多い事故防止のポイント
餅による窒息 〜死亡事故の4割が1月に、2割が正月三が日に発生!
[事故を防ぐポイント]
- 餅は、小さく切り、食べやすい大きさにしてください。
- お茶や汁物などを飲み、喉を潤してからたべましょう。(ただし、よく噛まないうちにお茶などで流し込みのは危険です。)
- 一口の量は、無理なく食べられる量にしましょう。
- ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。
- 高齢者が餅を食べる際は、周りの方が食事の様子に注意を払い、見守りましょう。
入浴中の溺水 〜自宅の浴槽での死亡者数は交通事故の約2倍〜
[事故を防ぐためのポイント]
- 入浴前に脱衣場や浴槽を暖めましょう。
- 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
- 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
- 食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。
- 入浴する前に同居者に一声かけて、意識してもらいましょう。
- 湯温と部屋の温度差、入浴時間など普段意識しにくい部分について、温度計やタイマーを活用して見える化するようにしましょう。
掃除中の転落等 〜大掃除をすることが多い12月に多く発生〜
[事故を防ぐポイント]
- 脚立やはしごを使用した高所作業は極力控え、行う場合は広いステップや上枠がついた身体バランスを取りやすい用具を使い、安定した場所で無理なく行いましょう。踏み台を使っての作業も安定した場所で行いましょう。
- 滑りやすい場所で掃除をする際には転倒に注意し、足場がにれている場合は事前に拭き取りましょう。
- 洗剤などの取り扱い説明、注意表示をよく確認し、正しく使用しましょう。
- 年齢や体力を勘案し、無理な作業は控えましょう。
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