空き家の管理について

みなさんが所有する空き家は適切に管理されていますか。

空き家は、個人の所有物ですが、適正な管理を行わないと地域全体に迷惑をかけます。

春期から夏期は、樹木が繁茂し、虫や野生動物の活動が活発になり営巣したりするほか、台風等で屋根や外壁が落下、飛散する恐れがあります。

また秋期から冬期は、空気が乾燥し、落ち葉などが蓄積し、火災も懸念されることや大雪で屋根や樋が落下する恐れがあります。

落ち葉の飛散や夏に伸びた植木の越境、野良猫や狸などの侵入は、近隣住民の生活環境を悪化させます。

空き家の管理が適正に行われないと犯罪の発生を招き、治安の悪化に繋がります。

空き家の屋根や外壁等の落下、飛散などでご近所や通行人に被害をもたらすと、管理費や解体費とは比較にならない莫大な損害賠償を請求される可能性もあります。

空き家の管理をしっかり行いましょう。

親戚が集まったら、空き家の将来について話し合いましょう。

親戚の中には住宅を必要としている人がいるかもしれません。

年末年始に親戚が集まったら相続のこと、管理のこと、解体費のことなど悩んでいることを話してみましょう。

いろいろなアイデアが出て、良い解決方法が見つかるかもしれません。空き家の近くに来た時は、帰りに空き家の点検をし、ご近所に挨拶をする・・・など、日頃の気配りがトラブル防止に繋がります。

子や孫に問題を残さないように、早期の解決を図りましょう。

長い期間、家を空ける場合

現在お住まいの家を長期出張や入院、施設入所などで、長期間空ける場合は、ご近所や班長、区長等に一言、声を掛けましょう。

不在時の管理者の所在なども伝えておくとよいでしょう。