沼田市名誉市民
市民、または本市にゆかりの深い人で、社会の進展や学術文化の振興、本市発展のため優れた功績があった人などに対し「沼田市名誉市民」の称号を贈り、その功績をたたえ、市民敬愛の対象として顕彰するものです。
平成17年の旧白沢村・利根村との合併に伴い、旧白沢村名誉村民は沼田市名誉市民となりました。
沼田市名誉市民(令和3年2月現在)
久米 民之助(くめ たみのすけ)
顕彰年月日:1989年11月3日
1861―1931。沼田藩倉内(現東倉内町)の武家屋敷に生まれ、工部大学(現東京大学)卒業。実業家として山陽線をはじめ、台湾・朝鮮など国内外の鉄道事業に携わるとともに、故郷沼田地域の開発にも力を入れ衆議院議員に当選。当時は荒れ地だった沼田城址を私財と熱意をもって整備し沼田公園とした。
星野 あい(ほしの あい)
顕彰年月日1989年11月3日
1884―1972。津田塾大学初代学長。横浜に生まれるが、生後90日で郷里の戸鹿野へ。フェリス和英女学校で厳しい宗教教育に接し、女子英学塾(現津田塾大学)で津田梅子の薫陶(くんとう)を受ける。津田の死去後に学長に就任し、塾を大学に昇格させるなど数々の事業と英語教育に貢献した。
細谷 浅松(ほそや あさまつ)
顕彰年月日1989年11月3日
1885―1970。初代沼田市長。柳町に生まれ、20歳で沼田町消防組組頭代理。沼田町収入役、利根郡会議員、沼田町会議員を経て38歳で沼田町長に就任。県内各都市に先駆けて上水道を完成させた手腕は各方面から高く評価された。市制施行とともに初代市長に就任した。
林 柳波(はやし りゅうは)
顕彰年月日1989年11月3日
1892―1974。本名は林照壽(てるひさ)。童謡作詞家。明治薬科大学図書館長。材木町に生まれ、明治薬学校(現明治薬科大学)時代から詩歌の世界に情熱を燃やした。鈴木三重吉の「赤い鳥」運動に共鳴し、「おうま」「うみ」「ほたるこい」「たなばた」ほか千編以上の童謡を作詞した。
生方 たつゑ(うぶかた たつえ)
顕彰年月日1989年11月3日
1904―2000。本名は生方たつへ。歌人。三重県に生まれ、生方誠(せい)(のちの沼田町長)と結婚後、沼田に移住。歌集「山花集」を出版後、短歌の領域を広げた「白い風の中で」で読売文学賞受賞し、婦人公論・毎日新聞歌壇などの選者を務める。「野分けのやうに」では最も権威のある「迢空賞」(ちょうくうしょう)を受章。
米倉 大謙(よねくら たいけん) 旧白沢村名誉村民
顕彰年月日1989年11月4日
1904―1994。書家。白沢村平出に生まれ、旧制前橋中学校・旧制師範学校教諭を経て群馬大学教授。日本書道美術院理事、群馬県書道協会会長。著書に「楽しい習字」「小学書き方」「中学習字」などがあり、白沢町コミュニティセンター多目的ホールのどんちょうには氏の作品「花心」が書かれている。
おの ちゅうこう 旧白沢村名誉村民
顕彰年月日1989年11月4日
1908―1990。本名は小野忠孝(ただよし)。詩人・童話作家。白沢村高平に生まれ、大正末期から詩作と児童文学を志し、河井酔茗(すいめい)に師事、処女詩集「牧歌的風景」を出版。主な著作は童話「氏神さま」「風は思い出をささやいた」「風にゆれる雑草」など。椎坂峠に自筆の「望郷」の詩碑が建てられている。
宮川 ひろ(みやかわ ひろ)
顕彰年月日2021年2月20日
1923-2018。児童文学作家。利根郡東村(現沼田市利根町)千鳥に生まれ、「るすばん先生」で児童文学作家としてデビュー。主な著書は「夜のかげぼうし」、「先生のつうしんぼ」、利根沼田を舞台にした「春駒のうた」など。第8回赤い鳥文学賞をはじめ、数々の児童文学賞を受賞。
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