秋塚9号古墳
史跡 平成11年2月1日指定
所在地:沼田市秋塚町793
見学:通常見学可
本古墳は、薄根川右岸において15基以上から構成されていた秋塚古墳群の中にあって径20メートル程と最大で、傾斜地に造られた山寄せ式の円墳である。
主体部は全長8.6メートルの横穴式石室で、埋葬施設である玄室には天井石が現存し、通路部分の羨道(せんどう)との境にはまぐさ石が架構されている。約1.7メートルの玄室奥幅に比べ、石室が長大であることなど、周囲の古墳とやや異なったより古式の様相が見受けられ、市内でも最長規模の石室である。
6世紀の中頃に噴出した榛名山二ツ岳の軽石層形成後に、古墳が造られていることや、埴輪が設置されていないことなどから、本古墳が築造されたのは古墳時代後期における7世紀初頭の頃と考えられる。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
教育部 文化財保護課 文化財保護係
〒378-8501 群馬県沼田市下之町888番地
電話:0278-23-2111(代表) ファクス:0278-23-7566
お問い合わせは専用フォームをご利用ください