旧久米家住宅洋館
旧久米家住宅洋館の一般公開は令和6年4月6日(土曜日)記念式典終了後を予定しています。
旧久米家住宅洋館について
所在地 沼田市上之町1161番地3
構造形式 鉄筋コンクリート造、平屋建、天然スレート葺
建築面積80.02平方メートル
旧久米家住宅洋館は、沼田市名誉市民・久米民之助が明治末期から大正初期頃に現在の東京都渋谷区に構えた邸宅の洋館部です。当初は、広大な敷地内に母屋、客座敷などとともに建てられ、応接間として使われていました。
邸宅は、大正11年(1922)に紀州徳川家へ譲渡され、迎賓館として使用された後、様々な経過をたどり、洋館部のみが現地に伝わりましたが、令和2年(2020)に取り壊しの計画が浮上し、久米民之助が生まれ育った沼田市への移築に至りました。
移築にあたっては、小屋組、庇(ひさし)、窓、パーゴラ柱、石材など可能な限り当初の部材を再使用し、解体調査で確認された痕跡や古写真を基に、建築当時の姿に戻す復原を行いました。
旧久米家住宅洋館は、我が国におけるコンクリート造の住宅建築として、また、白い擬石タイルを使用した建築として最初期例に当たり、内外の意匠には西欧で18世紀末に興った新芸術運動の一つであるセセッション様式が取り入れられ、外壁の装飾、庇、飾り金物、壁や天井の繰型(くりがた)、暖炉の石貼り、家具等にその特徴をみることができます。
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観覧時間
- 午前9時30分から午後5時 ※最終入館時間午後4時30分
- 休館日
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水曜日(水曜日が祝日の場合は木曜日)
祝日法による休日の翌日
年末年始(12月29日から1月3日)
- 入館料
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無料
- 所在地
- 〒378-0047 群馬県沼田市上之町1161‐3
- 電話
- 0278-22-3110(生方記念文庫)
交通案内
- 関越自動車道沼田ICから車で約10分
- JR沼田駅から徒歩で20分
- JR沼田駅から関越バス(「上之町」または「東倉内町」下車)で約6分
- JR沼田駅からタクシーで5分
駐車場
- 旧沼田貯蓄銀行駐車場
- 街なか天狗プラザ駐車場(大型2台 普通17台 トイレあり)
- テラス沼田駐車場(立体・平面 合計431台 うち車椅子3台・EV1台)
写真・映像撮影について
写真館などの営利目的の撮影や新聞、雑誌、テレビ、パンフレット、チラシなどの撮影については、事前に下記問い合わせ先までお知らせいただき、撮影及び画像使用のための使用許可申請をしてください。申請書は下記関連情報の旧久米家住宅洋館を使用したい方へ【貸室利用】のリンク先の添付ファイルよりダウンロードできます。
※上記以外の個人的な撮影については、申請の必要はありません。
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このページに関するお問い合わせ
教育部 文化財保護課 文化財保護係
〒378-8501 群馬県沼田市下之町888番地
電話:0278-23-2111(代表) ファクス:0278-23-7566
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