働く場における男女共同参画
かつては「男性が外で働き、女性は家庭を守る」という考え方が一般的であったように、伝統的に形成された固定的な性別役割分担意識は、私たちの文化規範や慣行、社会制度などに大きな影響を及ぼしてきました。今では共働き世帯が増えたこともあり、そのような意識の解消が目指されるようになってはいるものの、男性の長時間労働や女性の家事・育児負担の偏りといった問題は根強く残ったままです。
こうした意識の解消のため、ひいては問題解決のために、働く場においても、性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮できるような就労条件や環境を考えていく必要があります。
また、それぞれが仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)のとれた働き方を目指していくことも重要です。
「ワーク・ライフ・バランス」
仕事と家庭生活や趣味・地域活動などが充実していてバランスのとれた生活のことです。
それぞれの生活に合わせ、各自が業務改善による労働時間の短縮や家事や育児・介護の役割分担の見直しなどに取り組むことで、バランスのとれた生活につながっていきます。
ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、社会の流れも変わりつつあります。希望に応じて男女ともに仕事と育児等を両立できるようにするため、令和3年6月には育児・介護休業法が改正されました。これにより、柔軟な育児休業の枠組みの創設や有期雇用労働者の育児・介護休業取得要件の緩和等といった措置が、令和4年4月から段階的に講じられています。
各事業所でも、フレックスタイムやテレワークといった多様な働き方の導入や、ノー残業デーを設ける等の長時間労働の見直しなどが行われるようになってきています。
自らの意思によって職業生活を営もうとする女性の個性や能力を十分に発揮できる社会を実現するために、女性活躍推進法が制定されています。令和4年4月にはこの法律が改正され、一般事業主行動計画における策定義務の対象の拡大や女性活躍に関する情報公表の強化などの内容が盛り込まれました。
職場における女性活躍推進や従業員のワーク・ライフ・バランスの推進等の取り組み姿勢のPRにもなる、各種認定制度などもありますので、利用してみてはいかがでしょうか。
★「群馬県いきいきGカンパニー」市内のゴールド認証事業所(令和6年3月末現在)
・社会福祉法人桔梗会(医療・福祉業) ★平成27年度・知事賞受賞
・角屋工業株式会社(建設業)
・利根保健生活協同組合(医療・福祉業)
・小田原緑化開発株式会社(その他)
・株式会社千吉良電気工事(建設業)
・社会福祉法人 恵会(医療・福祉業)
・株式会社 フジモク(建設業)
・三川建設株式会社(建設業)
★「くるみん」市内の認定事業所(令和4年12月末現在)
・社会福祉法人桔梗会
・医療法人大誠会
・利根保健生活協同組合
★「プラチナくるみん」市内の認定事業所(令和4年12月末現在)
・医療法人大誠会
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