平和首長会議
沼田市は、平成20年3月18日より平和首長会議に加盟しています。
概要
1945年8月、広島・長崎両市は原子爆弾により一瞬にして廃墟と化し、両市合わせて21万人を超える多くの人々の尊い命が奪われました。原子爆弾は、その投下から70年以上が経過した現在でも、放射線による後障害や精神的な苦しみを生き残った市民に残しています。被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という切なる思いを世界の人々に広げ、次の世代にも受け継いでいくために、広島・長崎両市は一貫して世界に核兵器の非人道性を訴え、その廃絶を求め続けてきました。
1982年6月24日、荒木武 広島市長(当時)は、米国・ニューヨーク市の国連本部で開催された第2回国連軍縮特別総会において、世界の都市に国境を越えて連帯し、共に核兵器廃絶への道を切り開こうと呼び掛けました。また、広島・長崎両市は、この呼び掛けに賛同する都市(自治体)で構成する機構として、世界平和連帯都市市長会議(現・平和首長会議)を設立しました。1991年には、国連経済社会理事会のNGOに登録されています。
※ 2001年8月5日、「世界平和連帯都市市長会議」から「平和市長会議」に、2013年8月6日に「平和首長会議(へいわしゅちょうかいぎ)」に名称変更しました。
第11回平和首長会議国内加盟都市会議総会
令和5年10月18日(水曜日)・19日(木曜日)にわたり、兵庫県姫路市「アクリエひめじ」において開催された「第11回平和首長会議国内加盟都市会議総会」に、本市から星野市長が出席しました。
本会議には全国85自治体から138名が集まり、改めて戦争の悲惨さや平和の大切さ、命の尊さを考えさせられる機会となりました。
初日の総会では、「ピースフロムひめじ」と題して、姫路市立城西小学校マーチングバンドの演奏を皮切りに、主催者である平和首長会議会長の松井一實広島市長らが挨拶し、開催都市の清元秀泰姫路市長が平和への取り組みを発表したほか、戦争体験の語り部による姫路空襲体験講話、地元児童・生徒による平和教育の取り組み発表や平和作文の朗読、地元中高生による合唱などが行われました。
総会後の意見交換会では、「核兵器廃絶平和宣言(昭和61年)」を掲げる沼田市として、星野市長が広島市長や長崎市長、平和首長会議事務総長、姫路市長らとそれぞれ名刺・意見交換を行い、交流を深めてきました。
2日目は、各自治体首長らによる平和に関する取り組み事例を報告したほか、平和首長会議の取り組み報告や日本政府に対し核兵器廃絶への署名と批准に向けた要請書、自治体の自主的な平和文化振興への地方財政措置を求める要請書がそれぞれ会議で採択され、2日間の総会が閉幕となりました。
次回(令和6年度)総会は、東京都武蔵野市で開催される予定です。
第9回平和首長会議国内加盟都市会議総会
令和元年10月24日(木曜日)・25日(金曜日)の二日間にわたり、東京都国立市・立川市において開催されました第9回平和首長会議国内加盟都市会議総会に、本市からは横山市長が参加しました。
初日の国立市は、国立音楽大学附属高校の生徒によるオープニング演奏から始まり、主催の松井一實広島市長らが開会あいさつ、永見理夫国立市長が国立市の平和の取組みを発表しました。また、くにたち原爆・戦争体験伝承者3名による講話や、市民合唱団による平和組曲の合唱などが行われました。
2日目の立川市では、各自治体首長による平和に関する取組事例や、世界情勢と平和首長会議の取組みが報告され、会議総括文書の採択が行われ閉会となりました。
二日間を通じて、改めて平和の尊さ・命の大切さを考えさせられる内容でありました。
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