「保育園向け木育プログラム」開催の様子
令和5年度より、ウッドスタート宣言園であり、沼田木育モデル園のひだまり保育園にて、年長児クラスを対象とした、“五感で感じる”木育プログラムの体験会を実施しています。令和7年度からは、白沢保育園が新たに沼田木育モデル園となります。
■自然体験系木育プログラム
屋外で、自然と触れ合いを通じて行なう木育プログラムです。こどもたちが、工夫して遊ぶ力を身につける、色に興味を持つ、自然を観る目を養う、自然の楽しみ方を身につける、身近な自然に興味を持ち深めること等を目指しています。
■製作系木育プログラム
屋内で、木材を使った製作を通じて行なう木育プログラムです。こどもたちが、みんな一人ひとり違う、自分で考えて決める、ものごとをいろんな角度から見て考える、言葉を体感する=なめらかを肌で感じる、ものを大事にすることの大切さなどを学ぶこと等を目指しています。
木育インストラクターの方々は、希望があれば現地でサポートができます。実践の場を経験することにより、木育活動を行う上での気づきや学びを得てスキルアップに繋がります。
自然体験系木育プログラム(屋外)
令和7年度
開催日時 令和7年6月12日(木曜日)9:15〜15:00
内容 野遊びウォーク(草染めおえかき)春・ふりかえり
参加者 年長園児 7名 保育士 3名
今年度は、初めて春に開催しました。(これまでは秋開催)
ぬり絵の絵は園児たちがテーマを揃えて自分たちの手で描きました。
絵本の読みきかせを行い、想像力やわくわくする気持ちを高めます。園児たちは、クローバーの秘密を教えてもらいました。
葉っぱ1枚だとしても、色々な遊びができます。絵本からヒントをもらった園児たちは、早速自ら試して遊んでいます。
令和6年度
開催日時 令和6年10月24日(木曜日)9:30〜15:00
内容 野遊びウォーク(草染めおえかき)秋・ふりかえり
参加者 年長園児 20名 保育士 4名
木育インストラクター(サポート実践)1名
自然遊びは、刺激的で楽しいものですが、危険を伴う場合もあります。安心して遊ぶためには、正しい知識を身につけることが大切です。
鼻に葉っぱをくっつけて、てんぐさんのマネができました。「こんなものがあるぞ!」「え?どれどれ?」と、園児同士で、学びが広がります。
一人ひとりの個性が溢れる塗り絵が完成しました。色の出る植物や石を教え合い、協力しながら楽しい時間を過ごすことができました。
令和5年度
開催日時 令和5年9月13日(水曜日)9:30〜12:00
内容 野遊びウォーク(草染めおえかき)秋
参加者 年長園児 7名 保育士 2名
木育インストラクター(サポート実践)9名
普段は何気なく通る道も、視点を変えると、新たな発見が得られます。園児たちは、夢中になって、なかなか前へ進めない様子でした。
ぬり絵を塗り進めるうちに、カラフルな作品に仕上がりました。小さな花でも力強い色が出たりして、見るだけでは分からなかったことが体感できます。
同じ場所でも、季節の移り変わりとともに、様々な実や花、草と触れ合うことができます。普段の保育にもつながる木育プログラムです。
製作系木育プログラム(屋内)
令和6年度
開催日時 令和7年2月6日(木曜日)9:30〜15:00
内容 森のかけらのお守りづくり・ふりかえり
参加者 年長園児 18名 保育士 4名
木育インストラクター(サポート実践)5名
実物の木を見て、触って、匂いを嗅いでみます。種類毎の違いを感じている中で、「これ、お風呂のにおい〜!」といった反応がありました。
目を閉じて、やすりがけ直後の木の香りに集中します。木の滑らかさは、手だけでなく頬で触れると、より強く感じることができます。
園児の小さな手でのやすりがけは、少し難しく感じることがあります。どうすればうまくやすりがけができるのか?試行錯誤しながら進めます。
▼後日、ひだまり保育園が独自に企画し、”幼老複合”の木育プログラムが開催されました。いきいきデイサービスの利用者さんの「森のかけらのお守りづくり」を、園児たちがサポートするという形式で行われました。
園児たちが、熱心にやすりがけのコツを教えています。チクチクしないように、木片を握って確かめながら、しっかりとやすりがけをします。
おばあさんから、ほどけにくい紐の結び方を教えてもらうこともできました。楽しみながら、木育とインクルーシブの両方を体験する機会になりました。
やすりを使って、木片の面を磨いて角を丸めます。シンプルでありながら、木の温かみや素材の良さをしっかり感じられるプログラムです。
令和5年度
開催日時 令和6年1月24日(水曜日)9:30〜12:00
内容 カスタネット作り
参加者 年長園児 6名 保育士 3名
木育インストラクター(サポート実践)2名
やすりがけが完了したかどうかは、園児たちが、各々手でにぎってみて、”自分で”判断します。
今回のプログラムは「カスタネット作り」。製作の前に、日本や海外製の木の楽器に触れて、様々な音色を楽しみました。
「ピタ!ゴシ!ってやってみて」木育インタープリターの講師は、園児たちが理解しやすいように、オノマトペなどを交えて説明します。
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