沼田市浄水場のしくみ
沼田市浄水場の浄水方法をお知らせします。この浄水方法は、急速ろ過方式といって、凝集剤とろ過砂の組み合わせにより水を浄化する方法で、少ない面積で多くの水道水をつくることができます。全国の約76%の浄水場で行われている方式です。
(1)取入口(とりいれぐち)
沼田市浄水場では、片品川の表流水を利根町高戸谷から取り入れています。
取り入れた表流水は、12キロメートルのずい道を通って白沢町高平の沈砂池に流れていきます。
(2)沈砂池(ちんしゃち)
ずい道を抜けた原水は、沈砂池でごみや砂を沈め、導水管で6キロメートル離れた浄水場へ送られます。
導水管は、φ300ミリとφ400ミリの2系列が布設されています。
(3)量水井(りょうすいせい)
量水井では、水の量をはかったり、調整したりします。また、次亜塩素で消毒をし、水中に溶けているごみや泥を沈みやすくするために、PAC(ポリ塩化アルミニウム)を混ぜます。
(4)沈澱池(ちんでんち)
PACを混ぜた原水は、急速攪拌したあと、混和池をゆっくりと上下に流れることにより、水中の細かいごみや泥がフロック(固まり)となり、沈澱池に沈みます。ごみや泥が取り除かれた上澄み水がつぎのろ過池へ送られます。
(5)ろ過池(ろかち)
沈殿地で沈みきらなかった小さなごみや泥は、ろ過池の砂の層を通して取り除きます。
(7)浄水池(じょうすいち)
きれいになった水は、浄水池に送られ、再度塩素消毒をして、飲める水となります。
(8)送水ポンプ
浄水池の水は、自然流下で低区配水池や送水ポンプで高区及び中区の高架水槽に送られ、じゃ口をひねれば、いつでも水が使えるようにためられます。
低区配水池(ていくはいすいち)
低区配水池は、利根沼田文化会館より西側の地域に水道水を供給するために、水道水がためられています。
高区高架水槽(こうくこうかすいそう)
高区高架水槽(高さ31メートル)は、浄水場より東側の比較的標高が高い地域に水道水を供給するために、水道水がためられています。
中区高架水槽(高さ16メートル)は、浄水場から利根沼田文化会館までの間の区域に水道水を供給するために、水道水がためられています。
(6)次亜塩素室(滅菌室)(じあえんそしつ)
浄水場では、次亜塩素酸ナトリウム(12%)を使用し、水道水の殺菌をしています。
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都市建設部 上下水道整備課 浄水係
〒378-0004 群馬県沼田市下久屋町915番地
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