沼田市ゼロカーボンシティ宣言
沼田市は、令和4年2月22日、2050年までに二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
宣言内容
近年、地球温暖化が原因とみられる気候変動の影響により、世界各地で干ばつや洪水等の気象災害が観測されています。我が国においても、年平均気温の上昇のほか、これまで経験したことのない豪雨によって各地で甚大な被害が発生するなど、私たちの日常生活のみならず、財産や生命までをも脅かす状況となっています。
2015年に採択されたパリ協定では、「産業革命前からの平均気温上昇の幅を2度未満とする」目標が国際的に共有されました。2018年に公表された国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の特別報告書では、「地球規模での気候変動、環境変化の深刻化を抑えるには、2050年前後までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることが必要」とされ、我が国も2020年10月、「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。また、持続可能な開発目標(SDGs)においても、気候変動への具体的な対策等が掲げられており、これらの理念や視点に立った行動が求められています。
私たちが暮らす沼田市は、豊かな森林、清らかに澄んだ水・空気など、自然の恵みを受けつつ発展してきました。そして、平成2年12月、人と自然が真にふれあう理想のまちを目指して「森林文化都市宣言」を行いました。私たちの誇りである豊かな自然や貴重な歴史的・文化的な資源は、先人たちがたゆまぬ努力で築き上げ、守ってきた大切な財産です。気候変動のリスクを低減し、かけがえのない財産を未来につなぐため、市民や事業者の皆さまと一層連携・協働しながら地球温暖化対策に取り組み、2050年までに二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことをここに宣言します。
「ゼロカーボンシティ」について
環境省では、「2050 年に CO2 (二酸化炭素)を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らがまたは地方自治体として公表された地方自治体」をゼロカーボンシティとしています。
全国の地方公共団体のゼロカーボンシティ表明状況については以下の環境省ホームページをご覧ください。
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