水道水はどうして濁るの？

　浄水場から出る水はきれいでも、蛇口から出てくる水に濁りや不純物が出ることがあります。濁りや不純物の原因と、発生した場合の対処方法を下記にまとめましたので、ご確認ください。

水道水が濁る原因は？

　水道水には鉄分やマンガンが含まれています。これらの物質は、図のように水道管内に付着し、蓄積されていきます。蓄積した鉄分やマンガンが剥がれることで、濁りや不純物として蛇口から出ることがあります。

　濁りや不純物は、以下の状況により発生します。

• 断水や漏水
• 水道管やメーターの交換
• 住宅に引き込まれている給水管の老朽化
• 消火栓の開閉

黄色や赤茶色の濁り、黒い粒が発生した場合

黄色や赤茶色の濁りがあり、鉄臭いと感じる

　黄色や赤茶色の濁りは鉄分です。

　人体にとって必要な要素でもあり、万が一これらの水を飲んでも、余分な鉄分は体から排出されるため、健康上問題ありません。

対処方法

• しばらく水を出す（排水する）ことできれいになっていきます。
• 洗濯などで使用すると、着色する恐れがあるので、濁りが落ち着くまで使用を控えてください。

黒い粒があり、つぶすと、ジャリっとする

　黒い粒はマンガンです。

　人体にとって必要な要素でもあり、万が一これらの水を飲んでも、余分なマンガンは体から排出されるため、健康上問題ありません。

対処方法

• しばらく水を出す（排水する）ことできれいになっていきます。

白く濁った水の場合

白色に濁る

　空気（ 気泡 ）のため、飲んでも問題ありません。

対処方法

• しばらく置いておくと気泡が上に移動し、消えていきます。

上記以外の濁りや不純物が確認された場合

　飲用や使用は控えてください。しばらく排水し、様子を見て、それでも収まらない場合は、各水道事業者へご連絡ください。