令和7年11月市長の主な動き
11月6日(木曜日)石墨棚田活動・都市景観大賞最高賞を受賞
11月6日(木曜日)、石墨棚田(石墨町)を管理する「薄根地域ふるさと創生推進協議会」が来庁し「令和7年度都市景観大賞『景観まちづくり活動・教育部門』」において最高賞である大賞(国土交通大臣賞)を受賞したことを星野市長へ報告しました。
同協議会は、令和5年度に農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定された石墨棚田を中心に「未来をつなぐ棚田の保全活動と交流による地域活性化」をテーマに景観保全に取り組んでいます。県内外の棚田オーナ-や企業とともに稲作を行うほか、薄根小学校児童と協力して、ホタルの餌となるカワニナの飼育・放流を実施しています。農閑期には、地元の小中高校生と協力し、棚田イルミネーションを開催するなど、地域全体で活動を展開しています。
審査員からは「農家ではない地域住民が地元のもつ地域資源(地域の財産)に視野を広げ、さらに高校生との連携や次世代育成も視野に入れて、アーティストなども巻き込みながら、地域住民自身の成育過程で獲得してきた得意技を活かしながら活動の幅を広げ深め、その資源(財産)に磨きをかける『新しい波』ともいうべき活動」と高く評価されました。
11月10日(月曜日)沼田中央RC チャリティーゴルフで奨学金寄付
沼田中央ロータリークラブ(茂木清七会長)は10日、奨学資金を支援しようと市へ151,000円を寄付しました。
寄付金は先月、同クラブが開いたチャリティーゴルフコンペの参加者151人から募ったものです。
市役所で行われた贈呈式では、茂木会長が星野稔市長に寄付金を手渡し、「子どもたちがさまざまな可能性を持てるようお役に立てれば」と話しました。
星野市長は「次の世代の子どもたちを育てるのは私たちの責務。その部分に光を当てていただきありがたい」と感謝しました。
同クラブは、創立40周年の記念行事として初めてチャリティーゴルフを開催しました。
11月17日(月曜日)市農業委員会が意見書を提出
11月17日(月曜日)、市農業委員会の金井繁行会長と遠藤由理子職務代理者が市役所を訪れ、星野市長に「沼田市農地等の利用最適化の推進施策に関する意見」を手渡しました。
この意見書は、農業従事者の減少や高齢化、耕作放棄地の発生など、本市農業の抱える課題に対して、農業委員会が農業者の代表機関として『農地の有効利用と保全』『担い手の育成確保』『農業委員組織対策』などの取り組みについて、意見を取りまとめたものです。
また、意見書の提出と併せて、農業の状況や課題などについての意見交換が行われました。
11月19日(水曜日)シードル国際品評会受賞報告
上州沼田シードル醸造株式会社(利根町平川、藤井達郎社長(写真中央))が、2つの国際品評会において最高金賞を含む4つの賞を受賞したことから、市役所を訪れて星野市長に喜びを報告しました。
出品したのは、沼田市産りんごを100%使用した「沼田アップル・スウィート」と「沼田アップル・ドライ」。
9月にスペインで開催された Salon International de Sidra de Gala(SISGA)2025 は、シードル業界における権威ある品評会で、18か国・236点の中から、スウィートが最高金賞、ドライが銀賞を受賞。昨年、日本の生産者として初の最高金賞受賞に続いて2年連続の快挙です。
10月にチリで開催された Catad'or Competion 2025 は、世界的なワイン・シードルコンペティションとして評価される大会で、初出品にしてスウィート・ドライ共に金賞を受賞しました。
審査員からは、グラスに注いだときのきめ細やかな泡などのほか、香りも高く評価され、その理由は原材料のりんごが高品質だからこそだと藤井さんは力強く話します。
藤井さんは、11年前から東京都の神田駅付近にてシードルバーを経営しながら、令和3年に故郷の利根町平川に醸造所を建設。SISGAには一昨年の初出品から連続受賞を果たし、今年の夏には日本シードル祭りを主催するなど活動の幅を広げています。
星野市長は「本市はりんごの名産地ですが、生産中心のこれまでからすると奇跡のようなことで大変な名誉です。若い世代の励みになることと思います。今後も期待しています」と激励し、藤井さんは「かつて、ぬまた起業塾を受講したときに掲げた「シードルといえば沼田」が変わらず目標です。高品質な市産りんごを使用しているので、自信を持って、まい進していきます」と決意を述べました。
11月25日(火曜日)玉原のブナに込めた想い 豊野さん、日本画を市へ寄贈
日本画家の豊野芳子さん(東原新町)は先月、玉原高原のブナ林を描いた日本画『想い遥か』を市へ寄贈し、25日、市役所で贈呈式が行われました。
絵は2023年に開かれた院展の入選作品。新緑の季節、見上げた一本の大きなブナの木を描き、人間の暮らしに結びついたようなエネルギーに満ちた様子を表現したといいます。豊野さんは「何度も玉原に通い、ブナの空気感や湿気、角度や木漏れ日を感じながら描きました」と話し、市が掲げる森林文化都市宣言にふれると、「玉原は白神山地に次ぐブナの原生林が残る貴重な場所。市民の皆さんが、玉原を身近に感じてもらえるきっかけになればうれしいです」と語りました。
星野稔市長は「豊野さんの卓越した感性と創意に満ちた作品は市の宝。市民の皆さんに長く親しんでもらえると思っています」と感謝しました。
寄贈された作品は、テラス沼田4階に展示し、来庁者へ紹介しています。今春、市内のイベントで星野市長が豊野さんの展示を目にし、見入ってしまうほど心に残ったことから今回の寄付につながったといいます。
11月26日(水曜日)環境保全型農業推進に関する連携協定調印式
市と株式会社TOWING(トーイング、名古屋市、西田宏平社長)は、市役所で調印式を行い、環境再生農業の振興・支援、カーボンクレジットの創出・活用を含む環境保全などについて協力していくことを約束しました。
同社は名古屋大学発のスタートアップで、化学肥料の減肥や連作障がい緩和が期待できる高機能バイオ炭を開発・販売しており、持続可能な次世代農業を起点とする超循環社会の実現を目指しています。
西田社長は、「大学の研究機関で開発された素晴らしい技術が埋もれている現状があり、農家の皆さんにいち早く届けたい思いで会社を立ち上げました。沼田市では、観光農園を中心に、さまざまな作物の脱炭素化を図ることでまちづくりに貢献したいです」と話し、星野市長は挨拶の中で、「御社のお考えは、森林文化都市を掲げる本市が目指す姿…人が環境を守り育て、自然から得られる恩恵が人を助けるまちと、根幹を共有しています。本協定により、行政と企業が互いに強みを生かし、環境と経済を両立させるまちづくりの具体的実践へとつながっていくものと考えています」と述べました。
11月28日(金曜日)令和7年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)芸術文化分野受賞報告
日本舞踊家の岡嶋稜子さん(鍛冶町、芸名:坂東富三輔)が、令和7年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)芸術文化分野において表彰されたことを受け、市役所を訪れて星野市長と竹之内教育長に喜びを報告しました。
5歳のときに初舞台に立った岡嶋さんは、現在まで活動を続る傍ら、沼田市邦楽協会・日本舞踊アカデミー代表として子どもや次世代育成にも情熱を注いでいます。また、(公社)日本舞踊協会群馬県支部副支部長や沼田市文化協会副会長を務め、地域文化の振興に貢献されています。
岡嶋さんは、「振り返ると、沼田の文化と共に歩んできました。沼田に育ててもらったおかげです」と話し、星野市長と竹之内教育長は、これまでの多大なる貢献への感謝を伝えました。
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