木造薬師如来立像及び木造十二神将像
重要文化財(彫刻) 平成14年3月26日指定
所在地:沼田市石墨町281 追母薬師堂
見学:所有者の承諾あれば見学可
追母薬師堂の本尊である像高168.6センチの薬師如来像は、杉材を用いた寄木造りの硬地漆箔仕上(かたぢしっぱくしあ)げで、本像は大きく優れた造形と彫法をもち備えており、鎌倉時代後期の制作と考えられる。
本薬師如来の胎内からは、「め」の字を書き込んだ願書が発見されたことから、眼病平癒の薬師様として人々の信仰を集めていたと理解できる。
十二神将像は、薬師教を信ずる人々を守る役目をもち、宮毘羅(くびら)・伐折羅(ばさら)を始め12体が揃う。
室町時代の制作と考えられ、像高70センチ前後で県内にある神将像としては大きなものであり、一木割矧造(いちぼくわりはぎづくり)や彫眼など古い造像技法を用い、造形も優れている。
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