家族経営協定
家族経営協定は、家族内の話し合い運動です。家族構成員の各人が農業に意欲的に取り組むとともに、農業経営の発展の方向を明確にしていくためには、家族内の話し合いが基本となり、また、その話し合いの成果を果たす取り組みが必要です。
そこで、男女がともに各世代がともに、対等な立場で話し合いを進め、農業経営や暮らしの現状確認を出発点とし、家族各人の立場や働き方の明確化、確かな経営計画や生活設計の樹立等を図り、家族全体や個々人の夢を実現していくための「家族経営協定」に取り組んでみませんか。
家族経営協定の内容
家族経営協定の内容については、家族でよく話し合い、実情に合わせた無理のない簡単なことからはじめましょう。
例
1. 農業経営の目標(1年〜長期にわたる所得、面積等の目標)
2. 生活の目標(1年〜長期にわたる育児、老後、衣食住環境を含めた目標)
3. 家族の役割分担に関する事項
4. 就業条件に関する事項(労働時間、報酬、休日、研修等)
5. 経営移譲、相続に関する事項
6. 生活条件に関する事項(家計、家事、部落の付き合いや行事等)
7. 福利厚生に関する事項(慰安旅行、 家族行事等)
8. 家族の会議に関する事項(家族の意見交換の場を作る、家族経営協定の見直し等)
家族経営協定作成のポイント
1. 農業経営にこだわらず、家族がいきいきと生活していくことについても意識的に取り上げていく。
2. 最初から完璧なものは望まず、家族の合意のうえで、少しずつ追加・修正していく。
3. 個人の性格や趣味なども考慮し、無理をせず、お互いに認めあう内容とする
協定書が作成できましたら、農業委員会事務局までお持ちください。
家族経営協定を結ぶ場合は、その実効性を確保し社会的認知を得るという意味で、農業委員、農地利用最適化推進委員立ち合いのもと、調印式を執り行います。
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このページに関するお問い合わせ
農業委員会事務局 農地係
〒378-8501 群馬県沼田市下之町888番地
電話:0278-23-2111(代表) ファクス:0278-24-5179
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