大蓮院殿の墓
重要文化財(建造物) 昭和51年3月30日指定
所在地:沼田市鍛冶町938 正覚寺
見学:通常見学可
塔身に、『阿弥陀三尊(梵字)大蓮院殿 英誉皓月 元和六年庚申二月廿四日 施主敬白』の刻銘がある。
相輪の蓮華が細かく屋蓋(おくがい)の彫りは強く、塔身・基礎荘重な形で、江戸時代初期の宝篋印塔(ほうきょういんとう)の特徴を良く表している。総丈271センチ。
大蓮院は徳川家康の重臣、本多忠勝の娘で名は小松姫といい、家康が養女にして天正17年(1589)に真田信幸に嫁がせた。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦の際には、西軍についた昌幸、幸村父子の沼田入城を拒んだことで女丈夫とうたわれた。
元和6年(1620)に病み、江戸から草津に来る途中の2月24日に武蔵国鴻巣で没した、48歳。
同所で火葬にして分骨し、同所の勝願寺・沼田の正覚寺・上田の芳泉寺にそれぞれ葬られた。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
教育部 文化財保護課 文化財保護係
〒378-8501 群馬県沼田市下之町888番地
電話:0278-23-2111(代表) ファクス:0278-23-7566
お問い合わせは専用フォームをご利用ください