正覚寺山門 附-小彫刻「亀仙人」
重要文化財(建造物) 平成13年10月1日指定
所在地:沼田市鍛冶町938 正覚寺
見学:通常見学可
見学:所有者の承諾あれば見学可
本山門は、入母屋造平入(いりもやづくりひらいり)の銅瓦葺、一間一戸(いっけんいっこ)の四脚門で、建築年代は万延元年(1860)と推測される。柱部分で正面3.373メートル、側面3.370メートル、高さ約7.3メートルである。
正面には千鳥破風(はふ)を付け、その下側を向唐破風とし、鬼板部分には「立葵紋」(本多家家紋)を飾る。建物全体が欅の素木造で、鉄拐(てっかい)仙人、鶴仙人と亀仙人他二十四孝の一つなどと、鶴や唐獅子が彫刻される。
大工は不明であるが、彫刻部材に新田郡の彫刻師「豊琳斎(ほうりんさい)」の刻銘が見られ、同寺に伝わる「豊琳斎」銘の小彫刻に安政6年(1859)の墨書銘がある。
沼田市内に残る数少ない建築年代が推定できる山門であり、その建築技法や彫刻に江戸時代後期の特徴を良くとどめている。
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